昨日から、台風並みに発達した低気圧の勢力により、日本列島に強風が吹き荒れております、寒いですね。
それなのに3月です。
3月のトップページを考えるのに、やはり浮かぶのはお雛様だとか桃の花だとか・・・
これは昨年やりましたので、さて今年は何が良いかと思案中、
図書館で借りて来た絵本に、それぞれの月の象徴的な絵が描かれており、そこに
沈丁花(じんちょうげ)という花が描かれておりました。
はい、地味ですね。
ただ、構想が立ちました。
ジブリ作品に「かぐや姫の物語」というのがありますが、あれが私は大好きなのです。
内容は置いておきまして、あの絵ですよ、
大和色という和の色を使って、筆で描いたような絵、
素晴らしい作品でした。もう既に何回も観てます。
決して濃い色を使わず、
時には白紙と呼ばれる部分も惜しげもなく使う大胆なアニメーション、
淡い、ただただ淡いのに色が薄いとは感じない技法を使っているんですよね、凄いです。
あの世界の雰囲気で、沈丁花を描いたら、これは素敵な作品になると思って、
合間あいまで作っていました。
いつもはAdobe社のIllustratorでサッと済ませるのですが、
今回は水彩絵の具で描いたようなイメージにしたくCorel社のPainterを用い、
デジタル水彩で着色してみたのですが、うーーん・・・久々に使ったので難しい。
時間かけていろいろ試してみたのですが、結局「かぐや姫」の世界は再現されず。
はい、いつも通りIllustratorさんの処理となりました。
斑入りの沈丁花、地味ではありますが味わい深い感じです。